唐沢美波 私立高校に通う2年生。 ある事情で小さなアパートに一人で住んでいる。 美波は毎月一度、母親に手紙で近況を報告している。 これは一人暮らしの条件で、始めは面倒で仕方なかったのだが、今では楽しみのひとつである。 「あ…ヤバ、遅刻しちゃう」 今日も平穏な一日の始まりだ。