一方その頃…

俺はため息をついた…

はぁ…

奏の様子がおかしかったことに気づいてしまう…

「私たちって何なの…?」


あれ以来俺は奏とは話してない…

どうしたんだろう…熱でもあったのかと心配になる…

「そーうーたん」
と親友の朔がよぶ。

「なんだよ!」

「ってかお前その呼び方やめろ!女の子じゃあるまいし!」

「えーいいじゃんー」

「かなちゃんとなんかあったん?」かなちゃんとはかなでのことである。

「別に何もねぇよ!」

俺の親友 真宮 朔

こいつは中学校から同じでよく俺と奏と咲宮とこいつとでよく一緒に居たから奏とは仲がいい

こいつは奏のことをかなちゃんとよぶ。

こいつは面倒見がよく、顔もかっこよく優しくて、結構モテる 月に何回か女の子に告られる。まぁのんきなやつだ。

こいつは少し抜けてて、天然だ。

こいつには好きな人がいる…

こいつの好きな人は…またのちのち話すとしようか

「おーいそうた?聞いてんの?」
とさくに言われる。

「ん?聞いてる聞いてる」

「ってかそんなことよりさっきから怖い顔してなんなんだよ!」

「ばかやろ!ちょっと考え事してたんだよ!」

「お前がきたせいで全部忘れちまったよ」

「そうた悩みあるなら言ってね」
と親友の朔に言われる。

「わかったよ」

俺は素っ気ない返事をする。

こいつは本当に優しいやつだな…

こんなやつ俺と居るにはもったいねぇよ

はぁ…

そういえば今頃あいつどうしてるかな…

「会いたい…」

「えっ!」

自分が言った言葉に驚き段々と

恥ずかしくなり手で顔を隠す…

「やべ…俺今何言ったんだろ…」

俺毎日奏の顔みてたから避けられるとこんなに

会いたくなるんだとこの時思った。

続く。