そして時間が過ぎていき、放課後になった。

「じゃ美麗がんばってきて!家で待ってるねー!」
「うん!ありがとー!わかったー!」

真夏と別れて私は数学準備室に向かった。私の胸はドキドキと波を打っていた。



コンコン
「失礼します。」

「あ、星野さん。来てくれてありがとう!」

「はい。いえいえです。なぜ私を呼んだのでしょうか?」

「今日は星野さんに言いたいことがあってね」

「はい。なんでしょうか。」

「俺、美麗のことが好きだ。1年前からずっと好きだった。良かったらでいいだけど俺と付き合ってくれないか?」

「え、私も結城先生のことが好きです!
私、始業式で初めて先生を見た時に一目惚れをしたんです!私で良ければよろしくお願いします!」

そして私たちは抱き合ってキスをした。
5/25が私たちの記念日になった。

「じゃ美麗よろしくな!」

「はい!結城先生よろしくです!」

「じゃ今日は帰るか?」


「はい。さようなら。」

「あ、ちょっと待て俺が送るから待てて」

「え、いいですって」

「いいから。玄関で待ってて?」

「はい。わかりました。」