「〇〇君……」

どうやら私は知らない男の子と喧嘩をしている様だった。

「ねぇ、絶対遊ぼうって言ったじゃん!!」

私が言うと、男の子は

「……」

ずっと黙って何も言わない。

「私よりも、〇〇ちゃんの方が好きな訳?」

「……」

「もういい、私一人で帰るから。」

「それから……あんたとはもう別れる。」

私は言い切った。

「あい!!」

男の子は大声を出して私の方へ走ってきた。