学校で菜月とお昼ご飯を食べていると携帯が鳴った。
ラインを開いてみると阿部直斗の文字が表示されていた。
「あれー教えてないのにな?」
『阿部ちゃんだよ。友樹から聞いた!』
あ、友樹くんから聞いたのか。
『連絡ありがとー!昨日はおつかれ!楽しかったよ!』
とすぐに返事をした。
すると菜月が私が不思議そうな顔をしたり納得したりする顔を見て
「どしたの?」
と聞いてきた。
「あー阿部ちゃんからいきなりラインきてびっくりしただけ!」
「ふーん阿部ちゃん玲菜のこと気に入ってたっぽかったもんね〜笑」
と少しからかったように言ってきたので私はそんなことないよ〜とさらっと流した。
その時はまだこんな風になるなんて思いもしなかったよ直斗。