「え~、どうしようかな~」


「んじゃあ里美抜きで行くか。」


「おいおーい、言い出しっぺは私だぞ~?」


「里美ちゃん行かないの?」


「行きます…行かせてください。」


「立場が逆転してるし。」


いつも笑わせてくれる彼女達。


本当に良い人たちに恵まれたと思う。


昔とはいえ、いじめられた経験のあるこの町で過ごすのは本当は怖かった。


だけど、今は楽しくてしかたがないかった。