「ここが俺らのクラス、2年5組。


俺もまだ会って2日だからどんな奴等かは知らない。


ま、まだグループとかもできてないだろうから仲良くやれよ。」


金本先生は私の肩を軽く叩いた後、勢いよく教室のドアを開けた。


「おはよー。


今日はビッグニュースがあるぞー。」


先生に手招きをされ、ゆっくりと教室に入っていく。


心臓がバクバクして、緊張する。


皆の好奇の目が私に刺さる。


先生の隣に行き、ようやくクラスの人達と対面した。


たくさんの目に見つめられ、私の頭は真っ白。