「あのね、あたし、言ったの。好きって。」




コンビニの光に照らされた悲しそうな表情。




美月の泣き方からしてそうかなとは思っていたけど、ほんとにそうだったとは。




で、多分結果は……。




「ダメだった〜健吾ね、好きな人いるんだって。誰だかは聞いてないけど、守ってやりたいって。……それだけ言ってた」




真っ直ぐ前を向いて、乾いた笑顔で笑っている。




見てて辛い。




その気持ち、わかるから。




あの時のあたしと一緒だから。




隼斗もこんな気持ちであたしの隣にいてくれてたのかな?