「ほら、ゴール見えてきたよ」




みんなが集まっていて、騒がしい空間が近くまで来ていた。




「やっと戻ってきた……」




あれ、美月たちがいない。




あたしたちが着いてからけっこう経ったから、もう美月たちも着いてていい頃なのに。




「隼斗。美月と健吾は?」




「あれ、いないな」




2人で周りを見渡す。




「まぁその辺にいるだろ」