あの時──文化祭の時と同じように。




ちゃんと伝わってるよ、隼斗の優しさ。




……ありがとう。




隼斗の存在は大きかった。




文化祭の後も、あたしのことを気にかけていてくれたの、感じてた。




本人に言ったら多分、は?なに言ってんの?って言うだろうけど。




まぁ隼斗のことだから、ほんとに“また泣かれたら嫌だから”とか思ってるのかも。




でもあの時、隣にいてくれたのが隼斗でよかった。




隼斗の隣は落ち着く。




これは最近思ったこと。




隼斗の隣にいると気持ちが穏やかになる気がする。




美月といい、隼斗といい、あたしは友達に恵まれてるな。