中学校の思い出に浸りつつ、卒業アルバムを元の場所に戻そうとした時、ひじが棚に当たった。 「……ったぁ〜」 ひじをさすりながら立ち上がると、足に何かが触れた。 シャラン──── なんだろう? 見ると、そこに落ちていたのはネックレス。 でも見覚えがない。 小さく存在を主張するように輝く─── 「……雪の結晶?」 こんなネックレス買った覚えないな。 ゆっくりとしゃがみ、手にとった。 その瞬間────