「ちょっ……!これじゃ81歳じゃん!あたしそんなおばあちゃんじゃないよ!」 最初は口元を抑えてた隼斗は、耐えきれなくなったようにぶはっと吹き出した。 「ちゃんと『長生きできますように』って願いなよ」 「隼斗これ絶対わざとでしょ!」 あたしが隼斗のことをバシバシ叩いていると。 「ほら、火つけたから。いちゃついてないで歌うよ」 そう言いながら美月が電気を消した。 「「いちゃついてない!」」 ピッタリと声が重なった。