学校が終わって、そのままみんなで近くのカラオケ店に向かった。 12月って、受験の追い込み時期だよね? 「健吾、来て大丈夫なの?」 4人で歩いている時、聞くと。 「……最後の息抜きだよ」 と、少し考えてから健吾は言った。 「隼斗はニートだから関係ないもんね」 美月のバカにした言い方に「おう」と答え、ドヤ顔をした。