え、え、え……!? ちょ、ちょっと。 これじゃ本当に映画どころじゃないよ! 急いで起こそうと、肩を叩こうとしたけどできなかった。 その幸せそうに眠っている顔を見たら、起こすことができなかった。 それに、こんなに近くに隼斗がいるのが信じられなくて、もうちょっとこのままでいたいなって。 柔らかい髪の毛が首筋にあたって、くすぐったい。 心臓の音を抑えるのに精一杯で、そのあとの内容なんて全く頭に入らなかった。