「晴れてよかったねー」
美月のテンションが高い。
「よし、早速行こっか!」
健吾のテンションも高い。
「……ねえ、なんで隼斗と健吾もいるの?」
しかも、なんで健吾そんなノリノリなの。
美月との集合場所には、なぜか2人も一緒にいた。
「だってあそこ、カップル割りがあるらしいんだもん」
「なにが嬉しくてお前らの彼氏なんか……」
隼斗は不機嫌。
「あんたは突っ立ってればいいから」
美月がめんどくさがる隼斗のうでを引っ張り、カフェへ向かった。
なんだろ。
なんか、モヤモヤする。
「どした?」
健吾に声をかけられ、自分の動きがフリーズしてたことに気づく。
「ううん。あたしたちも行こっか」