「え、顔赤っ!なにがあった!」




片手にパンの袋を持った美月が大げさに突っ込んできた。




「え、なにもないよ」




「そう?あ、それよりさこれ行きたくない??」




美月は思ったよりすぐに話を変えてくれた。




そしてあたしにケータイの画面を向ける。




「これ近くに新しくできたカフェ?」




「そうそう!ここのパンケーキすっごい美味しいらしいの」




パンケーキ……!!




「行きたい!」




「甘党の梨佳ならそう言うと思った。じゃあ次の日曜とかにする?」




「おっけー」




早く日曜日になれ!