「はぁ~…」

ため息が部屋に響く

わたし、芦屋沙羅〔あしやさら〕

なぜ、こんな大きなため息をついているのかというと
……

~10分前~

【沙羅〔さら〕、そろそろ…告白してもいいんじゃない??】

私の親友 梅沢新奈 〔うめざわ にいな〕が電話で言う。

「そんなの、してるもんならしてるよ~…」
わたしは、もじもじしなが言った。

【だけどさ~、翔湊〔かなた〕君取られちゃうよ?それでもいいの?】

「…………うん……よし。」

私は、しばらくの沈黙のあと、覚悟を決めた。

「わたし、翔湊〔かなた〕に言ってくる!」

それだけを言って、私は新奈の電話を切った。

そして、現在になる…

「告白って言ったって、なにでいえばいいんだああああああああああああああああああああ」

クッションに顔を埋め、足をバタバタさせた。

さいきんでは、ライネというメッセージアプリもできた。

だからか、ライネで告白する子も多い。

よし。

私は、携帯を手に取り、ライネを開く。

ミーハーな私は、ライネで告白することを選んだ。

「ふぅーーー、はぁ~」

深呼吸をし、キーボードをだした。