そんな珠利の気持ちはよそに涼夏は常にマイペースだ。

ある意味チャレンジ精神旺盛でまわりをハラハラさせていた。

だけど、素直で心が綺麗で人と信頼関係がきちんと築ける。

まわりから愛されやすい涼夏だから、まわりが心配してくれる存在になったのだ。

マイペースな涼夏にしてみれば、たまに他人の小言を嫌に感じたりするが、利口な涼夏はそれを上手く利用して、プラスに替えて、自分に有利な方向にもって行く。

そんなキャラがいつしか福祉士として生かされていくかもしれない。

だけど、珠利にとっての願いは涼夏が早くソープ辞めて家族と仲良く暮らし、素敵な彼氏と出逢うことだった。