「あ,夏樹先輩!おはようございますっ!」
すっかり忘れていた。
今年から新しく配属された後輩の事を。
名前は瀬戸千秋。3年生。性格は明るく、少し天然。
この大学では3年生の12月に研究室を選択しなければならない。
そこで研究を行ったり、卒業論文を書いたりするわけである。
正式配属は4月からのため春休みは来なくていいのだが、彼女は時々遊びに来る。
もちろん文字通り遊んでいるだけなので決して真面目というわけでもなさそうだが。
このところ1週間ほど来なかったので記憶の彼方に埋もれていた。
「で、今日はなにしにきたの?」
「えっとですねー、家にいてもヒマだから」
――がくっと机に突っ伏す。結局今日も遊びに来ただけか。
「ここに来ても何もないと思うけど・・・」
「先輩がいるじゃないですか、せっかくだから何かして遊びましょうよ~。
遊んでくれなきゃ泣きますよ?」
うるうると目を潤ませて上目遣いに見上げてくる。
あーもうひとつ忘れていた。
名前は瀬戸千秋。3年生。性格は明るく、少し天然。
そして激しく自分勝手。
すっかり忘れていた。
今年から新しく配属された後輩の事を。
名前は瀬戸千秋。3年生。性格は明るく、少し天然。
この大学では3年生の12月に研究室を選択しなければならない。
そこで研究を行ったり、卒業論文を書いたりするわけである。
正式配属は4月からのため春休みは来なくていいのだが、彼女は時々遊びに来る。
もちろん文字通り遊んでいるだけなので決して真面目というわけでもなさそうだが。
このところ1週間ほど来なかったので記憶の彼方に埋もれていた。
「で、今日はなにしにきたの?」
「えっとですねー、家にいてもヒマだから」
――がくっと机に突っ伏す。結局今日も遊びに来ただけか。
「ここに来ても何もないと思うけど・・・」
「先輩がいるじゃないですか、せっかくだから何かして遊びましょうよ~。
遊んでくれなきゃ泣きますよ?」
うるうると目を潤ませて上目遣いに見上げてくる。
あーもうひとつ忘れていた。
名前は瀬戸千秋。3年生。性格は明るく、少し天然。
そして激しく自分勝手。