結局その後も何箇所か桜の木がありそうな所を探し回ったが空振りだった。
途中から健吾は面倒になったといって車から降りて来なくなったため、自然と俺が子守的な感じになっていた。
「今日はこんなとこですかね?」
「結局無駄な時間を過ごしたな。」
「そうですか?私は結構楽しかったけどな。」
「そりゃぁあれだけはしゃいでいて楽しくなかったらそっちの方が不思議だよ。」
「それに」
「それに?」
「こうやって二人で歩いているとなんかカップルぽくていいじゃないですか」
さらに追い打ちをかけるかのようにすっと腕をとられた。
「お前よくそんな恥ずかしいこと・・・」
さりげなく振りほどこうとしたががっちりロックされていてとれない。
健吾に見られたらまた何を言われるか・・・
途中から健吾は面倒になったといって車から降りて来なくなったため、自然と俺が子守的な感じになっていた。
「今日はこんなとこですかね?」
「結局無駄な時間を過ごしたな。」
「そうですか?私は結構楽しかったけどな。」
「そりゃぁあれだけはしゃいでいて楽しくなかったらそっちの方が不思議だよ。」
「それに」
「それに?」
「こうやって二人で歩いているとなんかカップルぽくていいじゃないですか」
さらに追い打ちをかけるかのようにすっと腕をとられた。
「お前よくそんな恥ずかしいこと・・・」
さりげなく振りほどこうとしたががっちりロックされていてとれない。
健吾に見られたらまた何を言われるか・・・