ニコはヒントを与えるように質問。



「……恋?恋って……何ですか?」



「……え?嘘でしょ?わからないの?」



恋……?それって……なんだっけ。



「すいません。わからないです」

「そ、そう。ま、まぁわかったわ」



ニコは驚きを隠しながら優空にバレないようその場を離れ、届け屋の上司に電話をかけた。



「……もしもし。05429担当の者ですが」


「どうした?なにかあったか?」

「実は現在私が担当している子の感情が、一つ消えまして……」