「じゃ、私たちはここで」

「会長さよならー」
「またメールしますね♡」

「ああ、気をつけてな」

「それでは僕もここで失礼します。」

「佐山もまた明日な!」

全員を見届けてから吉野と帰る。
吉野は幼なじみで家も近いからいつも送ってもらっている。
私だって強いんだけど妹が心配するから送ってもらう。


「真白」

あ、放課後のこと話さなきゃ

「吉野、今日遅れた理由だろ?実はちょっと図書室で指導しててな。
朝からサボってた奴がいたから厳重注意をな」

なんか、思い出すとイライラしてきた。

あんなやつに負けていたなんて

「それだけ、か?」

「ん?それだけだが」

てっきり怒られるかと思ったがなんか拍子抜けだ

「いや、なんでもない。」

今日の吉野は少し変だな。

「じゃ、吉野またな」

「ああ、明日の朝もいつも通りか?」

「そうだな、いつも通りあいさつ運動は7時からだ」

「わかった
じゃ、おやすみ」

「おやすみ」