? 「・・・もしキミが私を忘れても、私はキミ をずっとわすれないから―」



蓮田「待って!おれはずっときみのこと を―」





―ピピピピッピピピピッ―


蓮田「・・・!」


ここ最近同じ夢を見る。


ぼくはだれもいない教室にいて、教台の横
には女の子がいる


小学生くらいの女の子だ


夢はいつも途中で終わってしまうのだが、
彼女が今にも泣きそうな顔で、それでもこ
ちらに必死に笑顔を見せようと笑っている。




蓮田「…また、か。」


―ピロンッ―

ケータイが鳴った。


こんなに朝早くからなんの用だ、と煩わしく思いながらも、体を起こして画面を押した。


蓮田「山吹か、なんだよ」


山吹「なんだよやないわ!はよ降りてこい遅刻すんぞ!」


蓮田「え?」

―am8:00―

「やばっ!」