上目遣いで、純粋で真っ直ぐな目で。

作ってない。自然にこんなことされたら…


タガが外れた。


優衣の唇を奪ってた。

何度も何度も。



その度に、優衣が苦しそうな顔をする。

だけど、抵抗をしてこなかった。

代わりに、俺の服を掴んでくる。


キスに頑張って応えようとしてんのか?

「ん…」


時折漏れる、そのかすれた声が俺を壊す。

首筋を這うようにして、キスをする。


「恭介君…ん。ダメ…待って。」

その囁くような声に、俺の体が反応して止まる。


優衣の瞳が涙目になってた。

あぁ、俺、怖がらせてたんだ。

「ごめん。」

「ううん!違うの。私、初めてだから。弱虫だよね。

謝るのは私の方だよ。経験とかないし…」