でもそうだよね。ついさっきあんな事があって。
2人で話す時間が大事なんだ。
「でも…昼休みでもよかったんじゃない?」
「うるさい」
恭介君は、恥ずかしがって私の方を見なくなった。
そんな恭介君が好きだって言ったら、もっと恥ずかしそうにするかな。
いや…たぶん怒るだろうな〜
結局、昼休みは普通に過ごして、放課後2人きりにした。
「恭介君…だめだよ。帰ろうよ」
「気になる。翔の顔とか…色々」
「気になるところって、そこ?」
私たちはすごい小さな声で喋ってる。
目の前に、花恋と翔君がいる。
これは…ただの盗み聞きだ。
私は普通に帰ろうとしたら、また恭介君に引きずり込まれた。
気になるのはわかるけど、こんなこと…