「わかった、私「やめたら?」

やってみる その言葉をいう前に、恭介君に遮られる。

「優衣次第じゃん?」

「んな、こいつにとって地獄みたいな場所に

放り込むことねーだろって言ってんの。」

恭介君は、いちごみるくを飲みながらそう言う。

「それはそうだけど…」

でもなんだか、私がなにもできないみたいな感じになってる。

それが、少しだけ悔しかった。

「私、やってみたい!」

「優衣ちゃん、頑張るなぁ」

翔君は、にこにこしながら私を見る。

「ほんと?なら、今週の土曜日やろっか!」

「こ、怖いけど…やっぱり克服するべきだと思うし。」

「おっけー!じゃあ、駅前の○○店に午後3時に集合〜」

「うんっ」

恭介君は1人黙って、いちごみるくを飲み干してた。