あんなに明るい性格で、優しい奴が、小学3年の時の俺になってた。
他中の奴らに喧嘩売るは、施設に帰ってこないは。
とにかく迷惑掛けまくってた。
そんな日が続く中、遅刻した日の登校中。
大人数で喧嘩してるやつらがいる。
とおもったけど、どうやら大勢対一人だ。
その一人が大翔だった。
しかも、派手にやられてる。
この時初めて、大翔に手を貸した。
相手は武装(バットとか棒とか)してて、やっかいだったけどなんとか追いやった。
二人とも疲れて、その場に伏せた。
「誰も助けて欲しいなんて頼んでねえよ」
大翔の口から、思った通りの言葉が出た。
「助けざるを得ない状況だったじゃねーか」
「あ?もういっぺん言ってみろ」
大翔は立ち上がって俺の胸ぐらをつかんでくる。
予想通りの行動過ぎて笑える。
「やられてただろ。」
大翔はその一言を聞いて俺に殴りかかる。
その一発で、俺らはまた喧嘩を始めた。