「あーあ。もう終わりかぁ。」

「でもいい思い出作れたー」

愛海さんもニコニコして。

だけど私はニコニコできなくて。


なんで…すごい後悔してる。

最初からわかってたのに。

こんなことになるなら、好きなんて感情知らないままでいたかった。


「あ、ちょっと優衣と寄るとこあるからそこの公園前で下ろして〜」

大翔君?寄るところ?

「わかった。」


「じゃ、ごめんな!楽しかった〜」

「ありがとう!またいこうね」

私は笑顔を作った。



私と大翔君は、ゆっくり歩く。

「寄るところ?」

「話したかった。2人で」

大翔君の顔は真剣だった。

私たちは、公園のブランコに座る。