チャリン!!

恭介君がお金を落した。

コロコロとコインが私の足元に転がってきた。

ひろいあげて、恭介君を見る。

「あ、悪いな。さんきゅ」

普通にそう言われて、私はただ頷くしかできなかった。

私も、普通に話したいよ。


だけど話したら…

「優衣?大丈夫?」

「大翔君。」

「どした?ぼーっとしてんね 」

「うん。」