「最近恭介君とは、どんな感じ?」
「え?どんなって…ちょっと…」
「この前店に一人で来て、話したよ。恭介君と。」
「え?!なにを?」
「お前に自分から事実を話すべきか話さないべきか迷ってるって。」
迷ってたんだ…
それなのに私が急かして、馬鹿みたいに…
「で、俺は、優衣が好きなら言ってやれって言っといた。
それ以上はなにも言ってない。」
私が、好きなら…
「ま、そゆことだ。優衣の人生だし、
俺がどうこうしろとか言わないけど、よく考えろよ」
遥は私の頭をポンポンとして、コーヒーを飲んだ。
よく考えろ…かぁ。
でも、もう恭介君を傷つけてる。
なにも、できない。
考えてるうちに、大翔君の仕事が終わる。
「よし!行こっか。ごめんね、俺の仕事終わるまで待っててもらっちゃって。」