どうしよう、ものすごく恥ずかしい……!
今度ふたりにどんな顔をして会えばいいんだろう。
グルグルと考えてしまっている私の腕をグイグイ引いていく笹沼くん。
お店を出ると足を止め、腕を離すと手を握ってきた。
たったそれだけのことで心臓が飛び跳ねてしまう。
「俺的にはこっちの方がいいんだけど、いいかな?」
いいかなって……!
笹沼くんはズルイ。
そんな風に聞かれたら、嫌とは言えないじゃない。
肯定するように繋いだ手を握り返せば、カレは嬉しそうに頬を緩めた。
それだけでまた胸がキュンと鳴ってしまうよ。
そのとき、頬に感じた冷たい感触。
一瞬目を瞑ってしまうもすぐに瞼を開けると、次々と顔に降りかかってくる。
「うそ、雪?」
「本当だ」
今度ふたりにどんな顔をして会えばいいんだろう。
グルグルと考えてしまっている私の腕をグイグイ引いていく笹沼くん。
お店を出ると足を止め、腕を離すと手を握ってきた。
たったそれだけのことで心臓が飛び跳ねてしまう。
「俺的にはこっちの方がいいんだけど、いいかな?」
いいかなって……!
笹沼くんはズルイ。
そんな風に聞かれたら、嫌とは言えないじゃない。
肯定するように繋いだ手を握り返せば、カレは嬉しそうに頬を緩めた。
それだけでまた胸がキュンと鳴ってしまうよ。
そのとき、頬に感じた冷たい感触。
一瞬目を瞑ってしまうもすぐに瞼を開けると、次々と顔に降りかかってくる。
「うそ、雪?」
「本当だ」