今朝電車に乗る前に光莉から連絡があったのだ、今日も休むと。


光莉からのラインを見て、ますます自分がどうするべきか分からなくなってしまった。

光莉はきっと私に会いたくないんだ。

だから今日も学校を休んだんだと思う。


校長先生の話は続いていく。

出席番号順で並ぶから、必然的に隣には柳瀬がいる。


週末に比べて今日はすっきりしているようにも見えるけど、元気がないのは変わらない。


たった二日しか経っていないんだもの。

まだ気持ちは落ちているはず。


それに気づきながらなにも言えない自分にも腹が立つ。

柳瀬には笑っていて欲しいのに、な。



「それじゃくれぐれも問題を起こさないように冬休み過ごしてくれよ」

担任の話も終わり、帰りのHRが終了するとすぐに教室内は騒がしくなる。

明日からはいよいよ冬休みだ。


高校二年生の楽しい冬休みが始まるというのに、私はみんなと一緒になって騒ぐことができそうにない。