顔の熱は急激に引いていき、また後悔の波に襲われていく。
瞼を閉じると、鮮明に思い出せる。
焼きついて離れないよ、光莉の泣き腫らした顔が。
今も耳に残っている。光莉の悲痛な想いが。
けれど次に思い出すのは、笹沼くんが言ってくれた言葉。
違う、大切なのはこれからだ。
後悔したって過去には戻れないのだから。
だったら前を見ないと。
傷つけてしまった分、私にできることを探すんだ。
けれど週末の二日間、どうしたらいいのかなんて考えても分からなかった。
何度もスマホを見ては、溜息を漏らすばかり。
光莉から連絡もこなかった。
そして私から送ることも出来なかった。
私……これからどうしたらいいのかな?
悩み迷い、人生で一番長い週末が過ぎていった。
『明日から冬休みに入りますが――……』
週明けの月曜日。
朝のHRが終わるとすぐに体育館に移動し始まった終業式。
そこに光莉の姿はなかった。
瞼を閉じると、鮮明に思い出せる。
焼きついて離れないよ、光莉の泣き腫らした顔が。
今も耳に残っている。光莉の悲痛な想いが。
けれど次に思い出すのは、笹沼くんが言ってくれた言葉。
違う、大切なのはこれからだ。
後悔したって過去には戻れないのだから。
だったら前を見ないと。
傷つけてしまった分、私にできることを探すんだ。
けれど週末の二日間、どうしたらいいのかなんて考えても分からなかった。
何度もスマホを見ては、溜息を漏らすばかり。
光莉から連絡もこなかった。
そして私から送ることも出来なかった。
私……これからどうしたらいいのかな?
悩み迷い、人生で一番長い週末が過ぎていった。
『明日から冬休みに入りますが――……』
週明けの月曜日。
朝のHRが終わるとすぐに体育館に移動し始まった終業式。
そこに光莉の姿はなかった。