「……んっ、もう朝?」
昨夜しっかりしめなかったカーテンの隙間から、眩しい朝陽が差し込んできて目が覚めた。
昨夜はなかなか寝付くことができず、重い頭を抱えたまま起き上がり時間を確認すると、もう十時を回っていた。
「そろそろ起きようかな」
自分の声が虚しく響く室内。
このままお昼過ぎまで寝ちゃったら、今日の夜また眠れなくなりそうだ。
部屋を出でリビングへ行くものの、両親は既に会社に行ってしまい、私の分の朝食だけがテーブルに用意されていた。
テレビをつけレンジで温めている間見てしまうのは昨夜、柳瀬から送られてきたライン。
【小松崎さん、軽い捻挫だった。歩く会悪かったな】
男の子らしい絵文字がない文面。
それに対して私は【連絡ありがとう、安心した。柳瀬もお疲れ様】としか返すことができなかった。
親友なら光莉にも連絡すべき。
なのにできなかった。
昨夜しっかりしめなかったカーテンの隙間から、眩しい朝陽が差し込んできて目が覚めた。
昨夜はなかなか寝付くことができず、重い頭を抱えたまま起き上がり時間を確認すると、もう十時を回っていた。
「そろそろ起きようかな」
自分の声が虚しく響く室内。
このままお昼過ぎまで寝ちゃったら、今日の夜また眠れなくなりそうだ。
部屋を出でリビングへ行くものの、両親は既に会社に行ってしまい、私の分の朝食だけがテーブルに用意されていた。
テレビをつけレンジで温めている間見てしまうのは昨夜、柳瀬から送られてきたライン。
【小松崎さん、軽い捻挫だった。歩く会悪かったな】
男の子らしい絵文字がない文面。
それに対して私は【連絡ありがとう、安心した。柳瀬もお疲れ様】としか返すことができなかった。
親友なら光莉にも連絡すべき。
なのにできなかった。