この人、初めて見る先生だ 顔綺麗だな…。 「…口、思いっきり開いてますよ。」 「えっ…!?」 うわ、恥ずかしい…。 先生は眉間にしわを寄せ深いため息をついた。 「ドアの前に立ってないで早く教室に入りなさい。」 あぁ、何から何まで恥ずかしいな…。 そう思いながら座席表を見て自分の席を確認する。 うわ…。よりによって教壇の真正面…。 なるべく先生の顔を見ないように私は自分の席に着いた。