そういって
笑顔を見せた。




ァタシは
大人を知らない−−?




確かにそうだ。






『後なぁ、学校の
友達がどうの言ってたけど
それは君にも原因がある。

君は話が合わんから
言うだけで
友達を遠ざけた。

友達は君を
受け入れてくれてるのに。

君には友達を
理解することが
必要や。

人間一人じゃ
生きて行かれへんねんから
人に合わせることも大切。

友達が自分と
違うのは当たり前。

大事なのは
いかに相手を
理解できるかや!』






ァタシの心は
大きく振動した。






悔しいけど
この人の
言ったことは
間違っていない。






ァタシは自分から
壁を作ってた。



周りから
愛されたいくせに
愛されることに
怯えて…




この人は何で
こんな事言えるの?





……大人だから??