『こいつ大人しく
なりやがった!!
こういうの
好きなんじゃ
ねーの?!』




馬鹿笑いする男達。







ゴンッ!!





鈍い音がして
ビデオを回していた
男が倒れた。






ァタシも残りの
男達も音の方を
見る。






そこにはさっきの
コンビニの客がいた。






『お前ら何
女一人に
男数人で
群がってんねん?!』






客は残っていた
2人の男を
殴った。






そしてビデオを
踏み壊し
ァタシの手を引いて
走った。





男達は殴られたことと、
ズボンを脱いでいたことで
すぐに追い掛けて
これなかった。







街灯のぁたる
少し明るい道に出た。





息を切らせながら
男が言う。





『やから…あの道…危ないて…』





息を切らせ、途切れ途切れ言いながらァタシに自分の来ていたコートをかけた。





『家まで送るわ。やっぱり心配や』