朝起きると
机の上には
お母さんが
作ってくれた
お弁当と、置き手紙が
あった。



【無理しなくていいから
頑張って行ってらっしゃい】




お母さんの
お弁当なんて
小学校の
運動会以来だ。




ァタシが
高校に入ったときには
お母さんは今の生活を
始めてたし、
中学のときも
給食があった。





小学生以来の
お弁当に
ァタシの心は
くすぐったかった。





嬉しくて
笑みが自然と
こぼれた。



時刻は7:30。





ァタシは
お弁当を
鞄に入れて
玄関を開けた。