地味女として、高校生活を続けている真尋は、最近勢力を強めているヤンキー集団と、弘輝の関係性を探るべく、夜は龍哉や謙太郎、那奈子と情報共有、町の探索をしている。
そこで、明らかになってきたのは、ヤンキー集団が「crimson wolf」の傘下になったらしいということだった。
「crimson wolf」とは隣町に本部を置く悪質ヤンキーを束ねるトップ集団で、夜になるとひっそりと現れては町の治安を悪化させていて、真尋たちの耳にもよく情報が入ってきていた。
ただ、悪さをして警察に捕まるのはしたっぱ中のしたっぱで、クリムゾンウルフのトップの素性は全く明かされていない。高校生~20代の青年であろうということは想像されているが、それも確証のない噂話に過ぎなかった。