ライトアップを観に来ている人は多く、周囲はカップルだらけだ。
そんな中、弘輝らを見つめる1人の女性がいた。
弘輝と目が合う。
「…」
『ちょっと。スルーしないでよ。』
目を反らしかけたところに、声をかけられる。
『ひろき、ごめんね。みさがどうしてもひろきと話したいって』
詩織がフォローする。
「何の用?」
『弘輝とちゃんと会って話したかったの。ここじゃ何だし、移動しましょうか。』