弘輝は真尋を巻き込んでイタズラをするくらい活発で、何事にも挑戦しにいくアグレッシブな性格をしていた。
対して真尋は、おっとりしていて行動するよりも思考をする方が得意だった。
そんな凸凹な幼少期の二人は、お互いに補いあうことを覚え、おっとりした真尋は弘輝のエネルギーを受けて体を動かすようになった。また弘輝も、思考型の真尋に習って頭を働かせるようになった。
成長するにつれて、思考を身につけ行動するようになった二人は、タッグを組んでより高度なイタズラをしたり色んなところで遊ぶようになった。
小学校に入ってもヒーローズでいような!
と約束した翌日、弘輝の引っ越しが決まり、泣きながらお別れした。
ヒーローズというのは、真尋と弘輝の名前に共通する“ひろ”をとった名前で、ヒーローズのことを思い出せば行動派ではない真尋でも不思議と前に出ることができたのだ。