痛む体を引きずって家に帰ると、携帯が鳴った。
ディスプレイに表示される名前を見て、通話に出る。

『あっひろくん!全然メール返してくれないんだもん、かけちゃった♪』
「そうか、今日は疲れてるから、また明日話そうな」
『ええ~またぁ?遠距離になっちゃったんだから、たまにはちゃんと話そうよ?』
「ちゃんと好きだよ。またな」
『もぉ、またかけるからね!!』

不満げな相手をよそに、弘輝は通話を切る。向こうの仲間にもたまには会わないとな…。
弘輝はベッドにダイブし、そのまま眠りに着いた。