別に、面白くないし。
そんなに笑う話でもないし。

それに駿は…
可愛くない。かっこいいもん。

そう反抗の言葉を頭に考えてしまう私はきっと最低で。

別に栞さんがなにした、とかそんなんじゃないのに、ただただなんか寂しくて。悔しくて。

「早く、行こうよ」

笑いあっている三人に対し、私は不愛想な声でそう放っていた。