家に帰るとおかえりという高い声が私をお出迎えしてくれたが、なにも言わずに二階へ上がり自分の部屋に入った。

カーテンを開けて、カバンを机の上に降ろす。

まだ眩しい光が部屋の中を照らしている中、私はドサッと音を立ててベッドへ身を放り投げた。

「あー…駿、大丈夫、かな」

さっき置いてきてしまった駿の心配をするが、ふと駿は真…あいつの親友だったのを思い出し大丈夫か、と目を瞑る。


あぁ、
どうして、どうして今更。

しかも彼女なんて連れて

戻ってきたのだろうか。