一旦、自分の部屋に戻って制服から部屋着に着替える。 なんでこんな馬鹿なことしたんだろう。 そう思いながら、着替えてまた1階へ戻った。 洗面所で顔を洗うと、冷たすぎる水が思考をハッキリとさせた。 目の前の鏡には自分が写っている。 一応身なりを整えて、リビングへ。 家はとても静かだった。 お母さんがいつも五月蝿いほどバタバタしてたせいか、妙にこの静けさが腑に落ちない。 寂しいと、思った。