泣いてる私に先生は問うけど、全く答えなかったから、そのまま朝の会を進めた。
その時私は先生にも嫌われたかとおもってしまったんだ。
とても悲しくなった。
お母さんにも嫌われて、先生にも。
朝の会が終わると先生が私を呼んだ。
嫌ってるのになんで呼ぶんだろうって思った。
そのまま、先生は近付いて私の手を取って廊下へ連れていった。
瞬時に、怒られる!と思った。
けど、違った。
先生は目線を合わせるようにしゃがんで、優しい目で私を見てくれた。
『どうした?朝から泣いて』
涙はもっと溢れてきた。
『どーしたー。泣いてちゃ分かんないよ?ほら、先生が聞いてあげるから。言ってごらん?』
私の頭をぽんぽんと撫でる。
泣きながら言った。
『朝ごはん、たべてませんっ』て。
少し困った顔をして、『よしっ』と一言言って教室に入っていった。
すぐ戻ってきて『ついて来て』って優しく笑う先生。
たどり着いた場所は、職員室だった。