入学式にはギーリギリで間にあった。
やっぱ、同じ学校だった。
名前はー、うーんっと
「生徒代表佐川瞬」
え、さっきの人じゃん!!?
頭までいいんだ。あ、瞬っていうんだ。佐川くん、か。
そのときのあたしは、ぜんぜんこれが恋だと気づいてないし瞬には見向きもしなかった。

ザワザワザワ(みんなの声)
教室では、騒がしくやっている。
「あやりーん!!!」
「あ、さき!」
そう、あたしのたった一人の親友の
鈴木さき。小さい頃からの幼なじみでいつも一緒。運動神経が抜群で可愛いし、人気者!自慢の親友だよ〜。
「あ!綾!みてみて、佐川瞬だよ!
爽やか王子の登場だよー!」
「へ?佐川、、、瞬?」
廊下をみると、今朝ぶつかって生徒代表挨拶してた佐川くんか。
ほーほ「あんた、」
「え、はい、」ち、近い。
佐川瞬があたしの目の前でじーっと
「朝ぶつかった髪ボサボサの女か?」
へ!?髪ボサボサ?
ぎゃ!それは、、、なんなの!こいつ
「あの、なにか?」
「ぶつかったんだから奢れよ。」
はい、?なにこいつ!
めんどくさいやつー。
「あの、謝りましたよね?では。」
その場をあたしは、立ちた去った。
もう会わない、いや会いたくないと思ってたから。