皐side




あれから何年が経っただろうか。
多分、結構経った。


俺も里依も25歳になった。


俺も里依も、大学進学して俺は会社を設立して結構今じゃ大きい会社。


里依は、俺の秘書になった。


単に俺がずっと隣に置いておきたかっただけ。



「…あのさ、皐?今は仕事中。」

「どうでもいい。…里依、膝においで。」

「駄目ですよ、社長。さっさと仕事してください。10時からの会議の資料に目を通して溜まってる書類を片付けてください。」



何故か、昔と比べて里依のガードが固くなった気がするのは俺だけだろうか。



「…俺は、里依不足。」

「おい、そこのバカ社長。イチャつくのは良いけど仕事を終わらせろ。」



社長室に入ってきたのは颯。
一応、ここの副社長。


てか、一気に出世したよな。