ひろむくんに先に行ってと言われたけど、待ちきれずにひろむくんを探し回っていた。

でも…………















探しになんて行かなきゃ良かった。



「私まだ諦めないから!」

そんなセリフが聞こえてきた。

あれ??

これ寧々さんの声に似てる気が……

「はぁ??」

ひ、ひろむくんの声!?

声がした方に行ってみると、寧々さんとひろむくんがいた。

そして寧々さんがひろむくんに



















キスをした…………
















私ゎ無我夢中で走り、気づけば教室に駆け込んでいた。

教室にゎ誰もいない。

杏がいるかなって思ったけど、多分拓人さんとお弁当食べてるのかな。

「はぁ、はぁ、はぁ」

私ゎ無我夢中で走ったせいか、息するのが辛い。

でも、走っただけじゃないか。

だって私、泣いちゃってるもん。

私の一目惚れした相手。

でも、その人にゎ彼女がいた。

絶対にかなわないと思ってたけど。

いつの間にかその彼女とゎ別れてて、

それがわかったかと思えば告白されて、

付き合うことになって。

今ゎ3ヶ月目。

本当に楽しい毎日だった。

だけど、寧々さんとひろむくんゎまだ思いあってるのかもしれない。