「急がないと遅刻しちゃうよー!」

「大丈夫だって!どうせ体育祭だろ?」

「だから早く行くの!」

「なんで?」

「だって、あ、やっぱりなんでもない。」

「そこまでいったんなら気になるだろ!」

「んー、ひろむくんが走ってるの見たいの!」

はい、言ったからこの会話終了ね!」

「おっ!はるのツンデレ久々に見た。」

「つ、ツンデレ、じゃ、ない、もん!」

「はいはい!」

「………もう!」





「はーるー!ひろむさーん!
おはよーございまーす!」

後ろから杏が走ってきた。

「杏!」

「おっはよー!体育祭だねー!」

「そーなんだよー!もぉ、すっごいたのしみだったの!」

「あはっ!はるの場合体育祭が楽しみなんじゃなくて、ひろむさんが走るから楽しみなんでしょ?」

「あっ、ばれた??」

「だってはるわかりやすいもん!」

「あはははー!」

「いそがねぇとほんとに遅刻すっぞー!」